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バルトン銅像復元除幕式典への寄せ文

一般社団法人 台湾友の会 会長 黒須隆一
2021年3月30日(火)、台北水道博物館にて「バルトン先生銅像復元除幕式」が開催されました。式典は初めての試みとして台北会場と駐日代表処(白金台)の東京会場とをリモート方式で結ぶ同時開催方式が採用されましたが、事前の厳密な調整のおかげで皆さんの不安を払拭し、順調に運ぶことができ、意義深い式典となりました。最初の胸像は1919年(大正8年)。台湾に於ける愛弟子、濱野弥四郎の提唱で台北水道水源地いわゆる現在の台北自来水博物館に建立され、除幕式は同年3月30日に行われました。この胸像は、第二次世界大戦の最中、姿を消したまま今日に至っておりました。日本下水文化研究会代表・稲場紀久雄先生と本会の事務局長鄧淑晶のご尽力により、昨年の8月20日に開催された青山墓地に眠っているバルトン先生の墓参りに引き続き、二回目の共同イベンド開催となりました。もちろんこの二回のイベンド開催も台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表をはじめ、代表処の皆様のご協力無くして実現できませんでした。改めて感謝の意を表します。
東京会場では、コロナ感染がまだ収束していないため、会長の私とわずかなスタッフ以外、謝長廷氏(駐日代表)、稲場紀久雄氏(日本下水文化研究会代表)、前田武志氏(元国土交通大臣)、バルトン技師の玄孫ケヴィン・メッツ氏ら関係者が参加をしました。
台北会場では、主催者の柯文哲氏(台北市長)、泉裕泰氏(日本台湾交流協会台北事務所代表)、ジョン・デニス氏(英国駐台代表)、李鴻源氏(元内政部長、水専門家)、蒲浩明氏(彫刻家)ら関係者が多数参加をされました。
柯市長は、除幕式で次のように挨拶をされました。「今日では、蛇口を回せば綺麗な水が得られますが、100年余り前に清潔な水を手に入れることは容易ではありませんでした。このような発展をもたらしたバルトン先生の功績をたたえ、胸像が復元されました。私達は、綺麗な水を飲むとき、常に先人の努力に対する感謝の気持ちを持たなければなりません。銅像復元を通して、台日英3国の友好関係の増進を期待します」
謝大使は「飲水思源」を引用し、現在の台湾の水道水の整備による「瘟疫の島」の悪名からコロナ感染抑制の素晴らしい成果、バルトン先生の台湾における水道建設の功績と、命の水を守ることは健康と幸せの無限の循環になるという理念を多くの人に知ってもらいたい」とも挨拶されました。その後、青森から駆けつけてくれた第五代目の玄孫ケヴィン・メッツさんは自ら先祖様へ偲ぶ三味線の曲を作曲し、披露していただきました。
東京都知事・小池百合子氏の、東京と台北の水道の発展に貢献したバルトン先生に敬意を表した祝辞(代読)、日華議員懇談会古屋圭司会長などからの祝電も寄せられました。最後に「今日のバルトン先生銅像復元除幕式典が、日本と台湾と相互の素晴らしい協力があったからこそできたことです。今日のイベンド開催は今後の日本と台湾と交流形態のモデルの一つになるかもしれません。コロナ感染が終焉したら、直ちに台北に入り、日本と台湾との交流の大先輩・バルトン先生の銅像の前に敬意を表しに行きます。また、今後とも日本と台湾の交流をさらに促進していきたいです。」と東京会場共同開催者の一員、(一社)台湾友の会の会長として挨拶をしました。

謝大使(中央)
前列左からケヴィン・メッツ氏、黒須、謝大使、稲場氏、前田氏
ケヴィン・メッツ氏、稲場氏
ケヴィン・メッツ氏、事務局長の鄧淑晶
左から林さん、辻さん、鄧、呉さん
2020年8月20日 青山墓地前で鄧と黒須